QUANTUMドライバーの純正シャフト「ATHLEMAX 50」には、S・SR・Rの3種類があります。
一般的には、「ヘッドスピードが速ければS」「40m/s前後ならSR」「ゆっくり振るならR」と考えたくなるところです。
しかし、シャフト選びはヘッドスピードだけでは決まりません。
同じ40m/sでも、切り返しでシャフトへ強く負荷をかける人と、一定のテンポでゆったり振る人では、タイミングの合う硬さが変わるからですね。
ATHLEMAX 50で迷いやすいポイント
- S・SR・Rは何が違う?
- ヘッドスピード40m/sならどれを選ぶ?
- RやSRでは柔らかすぎない?
- 純正シャフトでも飛距離は出せる?
- カスタムシャフトへ変更する必要はある?
ATHLEMAX 50は、Sが約55g、SRが約54g、Rが約52g。重量差は最大でも約3gです。
そのため、単純に「Sは重い」「Rは軽い」と分けるよりも、切り返しで感じる硬さやヘッドの戻り方まで確認したいところ。
最初に試したいフレックスの目安
- 切り返しが強い:Sから比較
- 硬さと振りやすさの中間:SRから比較
- 穏やかなテンポでしなりを使う:Rから比較
年齢や最大ヘッドスピードだけで決めず、平均ボール初速・打点・左右のばらつきを確認しましょう。
この記事では、キャロウェイ公式スペックをもとに、ATHLEMAX 50の特徴やS・SR・Rの違い、ヘッドスピード別の選び方、カスタムシャフトとの違いを整理します。
一番飛んだ一球ではなく、18ホールを通して同じタイミングと打点へ戻せる硬さを探していきましょう。
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ATHLEMAX 50とは?QUANTUM向けの純正シャフト

ATHLEMAX 50は、2026年のQUANTUMシリーズに用意されたキャロウェイのオリジナルシャフトです。
まずはスペックだけで硬さを選ぶ前に、このシャフトがどのようなゴルファーを想定しているのかを確認しておきましょう。
幅広いゴルファー向けに設計された中調子
ATHLEMAX 50の基本的な立ち位置
- キャロウェイのオリジナルシャフト
- S・SR・Rの3フレックスを用意
- 全フレックス共通の中調子
- クセの少ないしなり感を狙った設計
- 幅広いゴルファーが候補にしやすい
キャロウェイはATHLEMAX 50を、幅広いゴルファー向けに開発されたシャフトと説明しています。
特定の上級者だけが使うハードなシャフトではなく、QUANTUMのヘッド性能を活かしながら、タイミングを取りやすくする立ち位置と考えられます。
全フレックスが中調子なので、手元や先端のどちらかが極端に動く設計というより、スイング中の自然なしなりを使いたい人が試しやすいでしょう。
50g台の重量で振り切りやすさを狙う
| フレックス | 重量 | トルク | 調子 |
|---|---|---|---|
| S | 約55g | 4.9 | 中調子 |
| SR | 約54g | 4.9 | 中調子 |
| R | 約52g | 4.9 | 中調子 |
SとRを比べても、重量差は約3gです。
数字だけを見ると大きな差ではありませんが、実際の振り心地はフレックスによるしなり方や、ヘッドを組み合わせたときのクラブ重量でも変わります。
QUANTUM MAX装着時のクラブ重量は、Sが約310g、SRが約306g、Rが約305g。MAX Dでは、Sが約309g、SRが約308g、Rが約305gです。
スペックを見るときの注意
公式の数値は設計値であり、実測値とは若干異なる場合があります。シャフト重量もカット前の数値なので、完成クラブの振り心地はヘッド・長さ・グリップ・バランスを含めて確認しましょう。
純正シャフトだから性能が低いわけではない
純正のままでよい可能性が高い状態
- 力まず振っても芯へ当たる
- 左右のばらつきが許容範囲に収まる
- ラウンド後半まで振り切れる
- 平均キャリーが安定している
- 極端な吹き上がりやドロップが出ない
カスタムシャフトより価格が抑えられているからといって、性能まで低いわけではありません。
ATHLEMAX 50は、QUANTUMのヘッドと組み合わせることを前提に用意された純正シャフトです。
純正の軽さと素直なしなりが合う人なら、無理に60g台や低トルクのシャフトへ変更しない方が、スイングをそろえやすいこともあります。
結果が出ているシャフトを、純正という理由だけで替える必要はありません。
ATHLEMAX 50のS・SR・Rの違い

ATHLEMAX 50のS・SR・Rは、重量だけで見ると大きな差がありません。
選ぶときは、硬さの表示よりも「切り返しで待てるか」「インパクトまで振り切れるか」「ヘッドを同じ場所へ戻せるか」を見ていきます。
Sは切り返しでシャフトへ負荷をかける人の候補
Sから試したい人
- 切り返しが速い
- インパクトまで強く振り抜く
- 柔らかいシャフトでは左が気になる
- 55g前後のシャフトを無理なく振れる
- 後半もスイングテンポが崩れにくい
朝一番からしっかり振れて、トップからシャフトへ強く負荷をかける人は、Sから試しやすいでしょう。
SRやRでは、切り返しからインパクトまでの間にヘッドが動きすぎる感覚があり、左へのミスを警戒して振り切れないこともあります。
ただし、Sを選べば左へ行かない、曲がらないという意味ではありません。
Sが硬すぎると起こりやすいこと
- インパクトで振り遅れる
- 右へ抜ける弱い球が増える
- 打ち出しの高さが不足する
- 飛ばそうとして力みやすくなる
Sを打つために毎回力を入れる必要があるなら、SRも比較したいところですね。
SRは硬さと振りやすさの中間
Sで感じやすい迷い
ナイスショットを打つために、少し頑張って振る必要がある。
Rで感じやすい迷い
軽く振ったときでも、ヘッドの動きが大きく感じられる。
Sでは少し振りにくく、Rでは頼りなさを感じる人にとって、SRは比較の中心になりやすいフレックスです。
とくにヘッドスピード40m/s前後では、S・SR・Rのどれも候補に入るため、まずSRから打って両側へ比較すると違いを整理しやすくなります。
ただし、SRは「迷った人なら誰にでも合う無難な正解」ではありません。
切り返しが強ければSの方が振り切りやすく、穏やかなテンポならRの方が余計な力を使わずに済む可能性があります。
SRを見るポイント
「中間だから選ぶ」のではなく、力まず振った10球の平均がS・Rよりそろうかを確認しましょう。
Rはしなりを使って振りたい人の候補
Rから試したい人
- 切り返しが穏やか
- 力まず一定のテンポで振りたい
- 現在のシャフトが重く感じる
- ラウンド後半に振り切れなくなる
- Rでも打点と方向性がばらつかない
前半は問題なくても、後半になるとドライバーが重く感じ、右への弱い球が増える人もいます。
Rへ替えることで余計な力が抜け、最後まで同じテンポで振れるなら、一発の最大飛距離より平均キャリーを維持しやすくなるでしょう。
Rは初心者や高齢者だけが使うフレックスではありません。
年齢に関係なく、スムーズな切り返しでシャフトのしなりを利用できる人なら候補になります。
柔らかさが合わないサイン
振るたびにタイミングが変わる、左へのミスが急に増える、インパクトで待てない場合は、SRも打ち比べてみましょう。
重量差より、しなりの感じ方を確認する
| 比較 | S | SR | R |
|---|---|---|---|
| 重量 | 約55g | 約54g | 約52g |
| 調子 | 中 | 中 | 中 |
| トルク | 4.9 | 4.9 | 4.9 |
| 最初の判断軸 | 強い切り返し | 中間 | 穏やかなテンポ |
スペック上の重量差は小さく、トルクと調子も共通です。
それでもフレックスが変われば、切り返しで感じる張りや、インパクトまでの待ち方は変わってきます。
数字の差を探すより、自然に振ったときにヘッドが同じ場所へ戻るかを優先しましょう。
ヘッドスピード別に見るS・SR・Rの選び方

ヘッドスピードは、最初に試すフレックスを絞るための便利な目安です。
ただし、同じ数値でも切り返しの強さやスイングテンポは異なります。以下は、キャロウェイ公式が定めた適正表ではなく、試打を始めるための目安としてご覧ください。
ヘッドスピード38m/s未満はRまたはSRから比較
38m/s未満でもRと決めつけない
切り返しが速い人や、柔らかいシャフトで左へのミスが増える人は、SRやSが合う可能性もあります。
ヘッドスピードが38m/s未満なら、まずRまたはSRから比較しやすい範囲です。
Rで力まず振ったときに打点がそろい、ボール初速も落ちないなら、無理に硬くする必要はありません。
反対に、Rではインパクトを待てず左へ巻く、SRの方がフェースを管理しやすいという場合もあります。
「速く振れないからR」ではなく、今のスピードで最もミート率を上げられる硬さを選びましょう。
38〜42m/s前後は3フレックスを比較したい
切り返しが強い
Sから比較
中間のテンポ
SRから比較
穏やかなテンポ
Rから比較
38〜42m/s前後は、ヘッドスピードだけでは最も分けにくい範囲です。
40m/s前後だからSRと決めるのではなく、SRを基準にしてSとRの両方を試すと、自分のテンポが見えやすくなります。
Sで振り遅れず、左右幅が小さくなるならS。Rで力みが抜け、平均ボール初速が上がるならRも有力です。
40m/s前後の決め方
フレックス表示ではなく、平均ボール初速・ミート率・左右のばらつきが最もそろう一本を残します。
42m/s以上でもSが必ず正解ではない
速さと切り返しは別の要素
ヘッドスピードが速くても、スムーズなテンポで急激な負荷をかけない人なら、SRの方がタイミングを取りやすい場合があります。
42m/s以上になると、最初にSを試す人は増えるでしょう。
ただし、最大ヘッドスピードが速いことと、硬いシャフトが合うことは同じではありません。
滑らかなテンポで振る人は、SRでも打点と方向性をそろえられる可能性があります。
一方、切り返しが速い人がRやSRを使うと、シャフトの動きを待てず、左右へタイミングが散ることもあるでしょう。
最大ヘッドスピードではなく平均を見る
試打で記録したい数値
- 平均ヘッドスピード
- 平均ボール初速
- ミート率
- 平均キャリー
- 左右のばらつき
- 10球中の最低飛距離
試打では、つい最も速く振れた一球や、最も飛んだ一球に目が向きます。
しかし、コースで必要なのは毎回自己最高を出すことではありません。
10球打ったときに、8球前後が同じ高さと方向へ集まる硬さの方が、18ホールでは飛距離を残しやすくなります。
最高値が少し低くても、最低値が高いシャフト。そこに自分の正解が隠れているかもしれません。
ATHLEMAX 50で飛距離を出しやすい人と注意点

ATHLEMAX 50の飛距離性能は、シャフト単体の反発力だけで評価するものではありません。
軽さによって振り切りやすくなり、QUANTUMのヘッドへ安定してエネルギーを伝えられるかがポイントです。
軽さを利用して最後まで振り切れる人
前半は振れているのに、後半になるとクラブが重く感じる。右への弱い球が増え、キャリーが落ちてしまう。
このような人は、ATHLEMAX 50の50g台という重量を活かせる可能性があります。
クラブが軽くなり、終盤まで同じテンポで振り切れれば、最大飛距離よりも平均キャリーを維持しやすくなるからです。
とくに現在60g台のシャフトを使っていて、後半にヘッドスピードが落ちる人は比較する価値があるでしょう。
軽さが飛距離につながる条件
速く振れることに加え、打点とフェース向きまで安定していること。両方がそろって初めて、平均飛距離の向上につながります。
ヘッドスピードが上がってもミート率が落ちれば飛ばない
軽くして確認したいミス
- ヒールやトウへ打点が散る
- フェースが開いたまま当たる
- 急な引っかけが増える
- スピン量や打ち出しが安定しない
軽いシャフトへ替えてヘッドスピードが1m/s上がっても、芯を外す回数が増えれば飛距離は伸びにくくなります。
反対に、ヘッドスピードがほとんど変わらなくても、打点が中央へ集まればボール初速とキャリーが伸びることもあるでしょう。
シャフト選びで見るべきなのは、どれだけ速く振れたかではなく、速さをボールへ伝えられたかです。
軽いシャフトでは切り返しが速くなる人もいる
軽さが逆効果になるパターン
- トップから急いで下ろしてしまう
- 手だけでクラブを動かす
- フェースが急激に返る
- 左右の打点が毎回変わる
クラブが軽くなると、自然に振りやすくなる人がいる一方、テンポまで速くなる人もいます。
ATHLEMAX 50を持った瞬間は軽快でも、連続して打つほどタイミングが早まり、左右へ散るなら注意が必要です。
その場合は、フレックスを硬くするだけでなく、TENSEI GRAY 60など重量帯の異なるシャフトも比較すると原因を整理しやすくなります。
ラウンド後半まで同じテンポで振れるか
| 確認場面 | 見るポイント |
|---|---|
| 朝一番 | 力まず振り始められるか |
| 中盤 | 切り返しのタイミングが変わらないか |
| 後半 | ヘッドスピードと高さを保てるか |
| 疲労時 | 右球や引っかけが急に増えないか |
練習場の最初の3球だけなら、少し硬いシャフトでも力で振れてしまいます。
反対に、ウォーミングアップ前だけを見て柔らかいシャフトへ決めると、体が動き始めた後にタイミングが合わなくなることも。
試打では数球で結論を出さず、休憩を挟みながら連続して振ったときの変化まで確認したいところですね。
QUANTUM MAXとMAX DでATHLEMAX 50の印象は変わる?

同じATHLEMAX 50でも、組み合わせるヘッドが変われば、構えたときの安心感や球筋の印象は変わります。
シャフト単体で「つかまる」「右へ行く」と判断せず、ヘッドの特性や調整機能も含めて確認しましょう。
MAXではウェイトやロフトと組み合わせて選ぶ
MAXで一緒に確認したい設定
- ATHLEMAX 50のフレックス
- ロフト角
- アジャスタブルホーゼル
- 後方ウェイトのニュートラル/ドロー設定
QUANTUM MAXは、後方のディスクリート・ウェイトでニュートラルバイアスとドローバイアスを選べます。
SRで左が出たからSへ替える前に、ウェイトやホーゼル設定が球筋へ影響していないかも確認したいところ。
反対に、Sで右へ抜けるときも、シャフトが硬いとは限りません。ロフトやヘッド設定を変えることで、振り心地を保ったまま弾道を調整できる可能性があります。
MAX Dではつかまりとの相性を見る
MAX Dで確認するポイント
- 左へのミスが急に増えないか
- 打ち出しが高くなりすぎないか
- RやSRで切り返しを急いでいないか
- Sで右へ抜ける弱い球が増えないか
QUANTUM MAX Dは、ドローバイアスと高弾道を重視したヘッドです。
そのため、MAXで合ったフレックスをそのまま選んでも、つかまり方や高さの印象が変わる可能性があります。
MAX Dのやさしいつかまりを活かしつつ、左へのミスを気にせず振り切れるか。ここがフレックス選びのポイントです。
♦♦♦系ではATHLEMAX 50はSのみ
標準ラインアップの違い
QUANTUM ♦♦♦とQUANTUM ♦♦♦ MAXでは、ATHLEMAX 50の標準設定はSのみです。SRやRを使いたい場合は、MAX・MAX Dを含めて選び直すか、カスタム対応を確認しましょう。
♦♦♦系は操作性や強い弾道を求めるゴルファーも候補にするモデルです。
ATHLEMAX 50のSRやRを前提にヘッドを選びたい人は、標準ラインアップの時点でMAXまたはMAX Dの方が比較しやすくなります。
ヘッドを先に決めてからシャフトで無理に合わせるのではなく、自分が振り切れるシャフトを基準にヘッドを戻って考えるのも一つの方法ですね。
ATHLEMAX 50とカスタムシャフトの違い

ATHLEMAX 50で迷う人のなかには、「せっかくQUANTUMを買うなら、カスタムシャフトへ替えた方が飛ぶのでは?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、カスタムシャフトは純正の上位版ではありません。重量やトルク、しなり方の好みを細かく合わせるための別の選択肢です。
TENSEI GRAY 60は重量感としっかり感を求める候補
| 項目 | ATHLEMAX 50 | TENSEI GRAY 60 |
|---|---|---|
| 重量帯 | 50g台 | 60g台 |
| フレックス | S・SR・R | S |
| 狙い | クセの少ないしなり | 鋭い弾き感 |
| 候補になる人 | 振りやすさ重視 | 重量感としっかり感重視 |
TENSEI GRAY 60 for Callawayは、ATHLEMAX 50より重い60g台のシャフトです。
キャロウェイは、形状回復の速さとトルクを抑えた鋭い弾き感を特徴として挙げています。
ATHLEMAX 50では軽すぎて切り返しを急ぐ人や、60g台の重量感を使ってテンポを作りたい人は比較候補になるでしょう。
一方、後半の振りやすさを優先したい人が、見栄だけで重いシャフトへ替える必要はありません。
SPEEDER NX GOLD・TOUR AD FIは挙動の好みを細かく合わせる選択肢
ATHLEMAX 50
- S・SR・Rを選べる
- 純正の振りやすさ
- 50g台の扱いやすさ
カスタム系
- 挙動の好みを細かく選ぶ
- S中心のラインアップ
- モデルごとに重量帯が異なる
SPEEDER NX GOLDやTOUR AD FIは、シャフトの動き方や重量感に明確な好みがある人が比較したい選択肢です。
ただし、スペックだけで「ATHLEMAXよりつかまる」「左へ行きにくい」と断定することはできません。
同じヘッド、ロフト、長さで打ち比べ、弾道計測の結果と自分の振りやすさが一致するかを確認しましょう。
カスタムへ変更した方がよい人
カスタムを比較したいサイン
- ATHLEMAX 50では軽すぎる
- 切り返しでシャフトが動きすぎる
- スピン量や打ち出しが合わない
- 左右のばらつきが大きい
- 現在60g台を自然に振れている
- フィッティングで明確な改善が出た
カスタムシャフトへ変更する理由は、「純正より高性能そうだから」ではありません。
ATHLEMAX 50では解決できないミスがあり、別の重量や挙動によって平均値が改善したときに変更する意味が生まれます。
フィッティングで、平均ボール初速・左右幅・平均キャリーのすべてが改善したなら、追加費用をかける価値も見えてくるでしょう。
ATHLEMAX 50のままでよい人
純正を選ぶ十分な理由
- 平均キャリーが安定している
- 打点がフェース中央付近へ集まる
- 左右幅が小さい
- 後半まで振り切れる
- 力まず同じテンポで振れる
- 購入価格を抑えたい
ATHLEMAX 50で打点と方向性がそろい、後半まで振り切れるなら、その組み合わせはすでに機能しています。
カスタムへ替えて一球の最大飛距離が伸びても、ミスした球の落ち幅が大きくなれば、コースでは使いにくくなるでしょう。
結果がそろう純正シャフトは、妥協ではなく自分に合った選択です。
ATHLEMAX 50が合う人・合わない可能性がある人

ATHLEMAX 50は幅広いゴルファーが試しやすいシャフトですが、すべての人に合うわけではありません。
良い・悪いではなく、自分が求める重量や挙動と一致するかで判断しましょう。
ATHLEMAX 50が合いやすい人
おすすめしやすい人
- 50g台の軽さで最後まで振り切りたい
- クセの少ない中調子から試したい
- S・SR・Rを細かく打ち比べたい
- 純正でQUANTUMとの組み合わせを重視したい
- ヘッドスピードとミート率を両立したい
- カスタムへ急いで変更したくない
ATHLEMAX 50は、重く硬いシャフトを力で叩くより、50g台の重量と中調子のしなりを使ってテンポをそろえたい人に向いています。
とくに、今のドライバーが後半になると重く感じる人や、飛ばそうとすると力んで芯を外す人は試したいところです。
S・SR・Rが用意されているため、同じシャフトの基本特性を残したまま、切り返しに合う硬さを探せるのもメリットでしょう。
ATHLEMAX 50が合わない可能性がある人
別の重量帯も比較したい人
- 50g台ではクラブの位置を感じにくい
- 軽くすると切り返しを急いでしまう
- 60g台の重量感に慣れている
- 低トルクのしっかり感を求めている
- Sでもシャフトの動きが大きく感じる
- 純正では打点や左右幅がそろわない
ATHLEMAX 50が合わない場合も、シャフトの性能が低いわけではありません。
自分がテンポを作りやすい重量や、切り返しで求める張りが異なるということです。
50g台で軽すぎるならTENSEI GRAY 60、挙動の好みを細かく合わせたいならSPEEDER NX GOLDやTOUR AD FIも候補に入れましょう。
30秒診断|ATHLEMAX 50のS・SR・Rはどれから試す?

ここまでの内容をもとに、最初に試したいフレックスを整理します。
これは最終的な適正を決めるものではなく、試打の順番を決めるための診断です。
Sから試したい人
S診断
- 切り返しが速い
- インパクトまで強く振る
- 柔らかいシャフトでは左を警戒する
- 55g前後を後半まで振り切れる
3項目以上当てはまるなら、まずSから試してみましょう。
ただし、右へ抜ける球や低い球が続く場合は、SRへ下げたときの平均値も確認します。
SRから試したい人
SR診断
- Sでは少し頑張って振る感覚がある
- Rでは頼りなく感じる
- ヘッドスピードが38〜42m/s前後
- 切り返しの強さは中間
SRは、SとRの違いを確認する基準として使いやすいフレックスです。
SRで自然に振った後、Sで方向性が締まるか、Rでさらに力みが抜けるかを比較しましょう。
Rから試したい人
R診断
- 切り返しが穏やか
- 力まずしなりを使って振りたい
- ラウンド後半にクラブが重く感じる
- 現在のシャフトで右への弱い球が増える
Rでテンポを保ち、打点が中央へ集まるなら、年齢や見栄で硬くする必要はありません。
左へのミスが増える場合は、振り方を変えて合わせるのではなく、SRを比較しましょう。
迷ったら同じ条件で10球平均を比較する
| 比較項目 | 優先度 |
|---|---|
| 平均ボール初速 | 高 |
| ミート率 | 高 |
| 左右のばらつき | 高 |
| 平均キャリー | 高 |
| 10球中の最低値 | 高 |
| 最大飛距離 | 低 |
| 一球だけの感触 | 低 |
S・SR・Rを比べるときは、同じヘッド、ロフト、ウェイト設定で打ちましょう。
フレックスを替えるたびにヘッド設定まで変えると、シャフトによる違いが分かりにくくなります。
- 普段どおりの力感で各フレックスを打つ
- 一度に打ち続けず、順番を入れ替える
- 10球の平均値とミス方向を記録する
- 現在のドライバーも同じ条件で打つ
- 最後に力まず振れる一本を残す
新しいクラブだけを打つと、慣れていない刺激によって良く感じることがあるんです。
現在のドライバーを持参し、平均キャリーや左右幅が本当に改善しているかまで確認すると、買い替える理由がはっきりします。
最終判断
最大飛距離ではなく、ミスした球を含めた平均値が最も高いフレックスを選びましょう。
ATHLEMAX 50のよくある質問

ATHLEMAX 50はどんなシャフト?
回答
QUANTUMシリーズ向けに用意された、50g台・中調子のキャロウェイオリジナルシャフトです。
S・SR・Rがあり、クセの少ないしなり感と振りやすさを重視したい人が候補にできます。
ヘッドスピード40m/sならどれ?
SRを基準にSとRも比較
40m/s前後ならSRから始めると比較しやすいですが、切り返しが強ければS、穏やかなテンポならRも候補になります。
40m/sという数値だけで決めず、10球の平均ボール初速と左右幅で判断しましょう。
Rは柔らかすぎる?
Rでも問題ない状態
- 力まず振れる
- 打点がそろう
- 左へのミスが増えない
- 平均ボール初速が落ちない
これらがそろうなら、Rが柔らかすぎるとはいえません。
フレックス表示ではなく、自分のスイングに対して動きすぎるかどうかを確認します。
Sはハードすぎる?
Sを選びやすい状態
- 切り返しで自然に負荷をかけられる
- 右へ振り遅れない
- 高さが不足しない
- 後半も力まず振れる
Sを振るために毎回力むならハードな可能性があります。
反対に、SRよりSの方が自然に振り切れ、左右幅が小さくなるなら十分候補です。
純正シャフトでも飛ぶ?
純正でも飛距離を出せる条件
ATHLEMAX 50でヘッドスピード・ミート率・打点をそろえられる人なら、純正シャフトでも十分に飛距離を狙えます。
飛距離はシャフトの価格ではなく、ヘッドへ安定してエネルギーを伝えられるかで変わります。
MAXとMAX Dで同じフレックスを選ぶ?
| ヘッド | 確認したいこと |
|---|---|
| MAX | ウェイト・ロフトを含めた方向性 |
| MAX D | つかまりと高さが過剰にならないか |
同じフレックスが合う場合もありますが、ヘッド特性が違うため決めつけない方が安全です。
同じシャフトでもMAX Dの方がつかまりや高さを感じる可能性があるため、ヘッドごとに打ち比べましょう。
カスタムシャフトへ替える必要はある?
変更前の最終確認
- ATHLEMAXでは明確なミスが残るか
- カスタムで平均値が改善したか
- 後半の振りやすさを失っていないか
- 追加費用に見合う差があるか
ATHLEMAX 50で結果がそろっているなら、変更する必要はありません。
フィッティングで明確な改善が出た場合に、カスタムシャフトを選びましょう。
まとめ|18ホールで同じ打点へ戻せる硬さを選ぶ

| フレックス | 最初の候補になる人 |
|---|---|
| S | 切り返しが速く、強く負荷をかける |
| SR | 硬さと振りやすさの中間を求める |
| R | 穏やかなテンポでしなりを使う |
ATHLEMAX 50は、S・SR・Rで重量差が大きいシャフトではありません。
選ぶ基準は、硬さの表示や年齢ではなく、切り返しのテンポ、ヘッドの戻り方、打点の安定です。
ATHLEMAX 50選びの結論
- 強く負荷をかけるならSから比較
- 振りやすさとの中間ならSRから比較
- 穏やかにしなりを使うならRから比較
- 最終判断は10球の平均値で行う
一番飛んだ一球だけを見れば、少し無理をした硬さが魅力的に映ることもあります。
しかし、コースでは朝一番から終盤まで、毎回違う体調とライからドライバーを振らなければなりません。
平均ボール初速、ミート率、左右のばらつき、10球中の最低飛距離まで比べてみてください。
18ホールを通して力まず振れ、同じ打点へ戻せる硬さが、あなたにとって最も飛ばせるATHLEMAX 50です。
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